2016年3月23日水曜日

3月19日、吉田明子さんを迎えて 学習会 「エコな電気を選ぶには どう変わる?電力自由化」開催

みなさま、こんにちは。みたか市民協同発電です。


今日は先週土曜日、3月19日に行われました 学習会 「エコな電気を選ぶには どう変わる?電力自由化」の開催報告をいたします。


当日朝まで雨が降っていましたが、開催の時間に合わせるように雨が上がりました!

三鷹市市民協働センターにFoE Japanの吉田明子さんをお迎えし、学習会を行いました。
電力自由化を目前にしたこの日は、吉田さんが関わる「パワーシフト宣言(パワーシフトキャンペーン)」の内容を中心に、電力会社を選ぶとはどういうことなのか、新たに電力を販売する事業に参入する各社はどのような広報宣伝を行っているのか、など、お話いただきました。


参加の皆さんは資料に目を通しながら、時にはメモを取りながらお話を聞いていました。
また会場内での質疑応答の時間には、みたか発電メンバーからも質問があがりました。



吉田さんのお話のあとには「温暖化ミニセミナー」、地元で市民協同発電所を稼働・運営するむさしのみたか市民エネルギー合同会社からのお話、そして私たちみたか発電の最近の活動報告もあるという、盛りだくさんの内容でした。


みたか市民協同発電代表理事の大谷内千秋からも挨拶がありました。



 今回の学習会は国際環境NGO FoE (Friend of the Earth)Japanの吉田明子さんをお招きして、4月から始まる電力自由化についてお話を伺いました。
電力自由化目前の今、各電力会社は電気料金の安さを競い合っています。「セットでお得!」「使えば使うほどお得!」 …でも、コストやサービス面だけで電力会社を選んでいいのでしょうか。
吉田さんは「何(なに)で作られた電気なのか、その電源構成を調べることがとても大事」だと言っています。

 例えば再エネ、ガス、石炭火力などの化石燃料、はたまた原発からできた電気なのでしょうか。
購入する会社の電気に「何が」含まれているかを調べるということです。
しかし残念ながら各社の電源構成開示は努力義務なので、ホームページを見ても『検討中』というところが多いそうです。また表示されても 「本当に環境に負荷のない電源なのか」 分からない表示もあるようです。
例えば、CO2なしという意味の 『ゼロエミッション電源』 に再エネと並んで原発が入っています。
しかし原発は放射能廃棄物が出る、最も環境負荷の大きいものなのです。

 3.11以降、人びとの思いは 『原発に代わる安全なエネルギーを選びたい!』 というものへと変わりました。それが電力自由化へと私たちを導いたと思います。
最後に吉田さんは「日本はもっと再エネを増やしていく必要があります。ぜひ『パワーシフト宣言』をして、自然エネルギー会社が増えるように応援してください」と力を込めて訴えました。

 都民の6割が原発以外の電気を使いたい と考えているという調査結果があります。
私たちが再エネの電気をもっと使えるように、一緒に応援の声をあげていきましょう。




☆パワーシフトキャンペーンはこちらから → 
http://power-shift.org/
  私たち みたか発電 も賛同団体になっています。


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会場でアンケートを記入いただきましたが、電力会社の変更について検討している方が複数名いらっしゃいました。また、パワーシフトキャンペーンに登録してある、電力会社の紹介メールを待っているところだ という方も。

電力自由化はもうすぐ。最初から完璧にはいかないかもしれませんが、より自然エネルギー中心の電気を使えるよう、情報交換などを今後も行っていきたいと思っています。


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